汗ばむ季節がやってくる前に
気候が安定しない春ですが、徐々に気温も上昇し始めました。
夏まではまだ時間があるようで、汗ばむ季節の訪れはもうすぐそこかもしれません。
ワキガのお悩みを持っている方にとって「汗」の季節は自然と緊張感が高まる季節です。
ワキガに「汗」の悩みがプラスされるため臭い対策にもより一層力を入れなければなりません。
今回は本格的な夏を迎える前にできる「ワキガ臭対策」、そして今からでも間に合う「ワキガ治療」についてお伝えします。
夏場にワキガ臭が悪化する理由
まず、ワキガそのものが夏場に悪化するというのは大きな誤解です。
むしろワキガは汗をかく機会が少なくなる冬に悪化します。
冬は汗を多くかけないため老廃物の濃度が高まりワキガが悪化するのです。
夏の汗ばむ季節にワキガ臭が厄介な理由は、大きく2つあります。
1 雑菌の活発化
真夏の平均気温は30度~35度前後。これは雑菌が最も活発化し繁殖しやすい温度です。
ワキガの原因であるアポクリン汗腺から出た汗と、肌表面にある雑菌がミックスされ、それがちょうど良い温度と湿度によって活発化し繁殖を続け、強烈なワキガ臭となってしまうのです。
2 汗による臭いの定着と拡散
夏場のワキガ臭が悪化するもう一つの原因は「汗」による臭いの定着と拡散です。
雑菌の繁殖により増幅した臭いを含む汗が、服に染み込むことで臭いは定着します。
さらに汗が流れることでワキガ臭を広範囲に運んでしまい汗は身体の広域に拡散されます。
夏までにできるワキガ臭対策
対策を早めに始めることで、夏本番のワキガ臭は抑えることができます。 出来ることから無理なく実践してみましょう。
1 食事の見直し
体臭は食事によって変化すると言われています。
ワキガの嫌な臭いを助長させるのが、脂質の多い食べ物・白砂糖が入っている食品・動物性のタンパク質などです。
なるべく海藻や野菜類中心の食事に切り替えることで、体臭に変化があります。
アルコールや塩分、香辛料を控えることも重要です。
2 石鹸は殺菌・消臭・保湿効果で選ぶ
体臭のコントロールに欠かせないのが、適切な石鹸選びです。
臭いの元となる雑菌の繁殖を抑えためには殺菌効果・消臭効果の高い石鹸が有効です。
殺菌・消臭効果の高い成分
●イソプロピルメチルフェノール(シメン−5−オール)
●柿渋エキス(柿タンニン)
●ミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム)
また、ワキガの方にとって肌の乾燥は大敵です。
なぜなら肌の乾燥は皮脂の分泌量を増やしワキガの臭い増幅させます。
臭いを抑えるためには、石鹸も保湿効果が高いものをチョイスしましょう。
さらに、臭いを抑えるためには、しっかりとした洗浄が必要ですが、強い刺激でのこすり洗いは余計な皮脂の分泌を促してしまいます。
こすり洗いをしなくても汚れをしっかり落とせる泡立ちのよい石鹸を選ぶことも重要です。
夏までにワキガを治療したい方はクリニックへ!
ご自身でワキガ対策を行っても臭いが気になる方
夏までにワキガを根本から改善したい方
ぜひ当院へご相談ください。
当院では、患者様の症状に応じて、最適なワキガ治療をご提案させていただきます。
【ビューホット】
皮膚を切らないワキガ治療です。
RF(高周波)の照射によって、汗のもとであるエクリン腺と、臭いのもとであるアポクリン腺の働きを抑制します。
片ワキ約30分の治療で、汗と臭いを軽減します。
また、ビューホットは女性特有のお悩み「すそわきが(デリケートゾンのワキガ)」「チチガ(乳輪ワキガ)」にも対応できる治療法です。ぜひご相談ください。
【切開剪除法】
皮膚を切らないワキガ治療です。
わきのシワに沿って3㎝ほど皮膚を切開し、臭いのもとであるアポクリン腺を切除する手術です。
ワキガの根本的な治療なので、一度の手術で半永久的に効果が持続します。
ワキガに関するお悩みは非常にデリケートなものです。
当院では専門のカウンセラーが丁寧にご相談に応じます。
お気軽にご相談ください!
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<この記事の監修ドクター>
橋本晃典 医師
(日本形成外科学会正会員)
経歴
- 2019年3月福岡大学医学部医学科卒業
- 2020年4月社会保険田川病院
- 2022年4月福岡大学病院形成外科・美容外科
- 2024年1月岡山中央クリニック院長就任