人間の体毛は、遺伝や生活環境の影響を強く受けやすいものです。そして、毛深い方の中には、ムダ毛のせいで好きな洋服を着ることができない…という悩みをお持ちの方がいらっしゃることでしょう。
それならば、いっそのこと全身脱毛！ということになりますが、全身脱毛を行うに当たっては、事前に知っておかなくてはならない注意事項があります。それでは、全身脱毛の前知識について、ご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
全身脱毛の脱毛部位について
有名どころのクリニックでは、顔やVIOラインを含む全身脱毛を行うことができますが、小規模な個人クリニックや脱毛サロンの中には、全身脱毛とはいっても、脱毛部位が限定されていることがあります。全身脱毛を受けるクリニックや脱毛サロンをお探しの方は、まず、この部分に注意してください。
たとえば、全顔の脱毛を希望していたのに、実際にカウンセリングを受けてみたら、顔脱毛は口周りだけ、というように、脱毛部位が限定されていることがあります。また、デリケートゾーンの脱毛がOKとなっていても、実際にはVライン脱毛のみで、IOラインには対応していないということは、実際によくある話です。
このように、クリニックや脱毛サロンによって、全身脱毛の脱毛範囲は異なりますので、まずはこの部分に注意を払ってクリニックや脱毛サロンを絞り込んでみましょう。
全身脱毛はここに注意！
全身脱毛を行うに当たっては、以下の点に注意が必要です。
脱毛期間
1回で全身脱毛を行うことができる場合もありますが、クリニックや脱毛サロンによっては、1回で3部位まで、5部位まで、というように、1回の脱毛部位が限られていることがあります。
全身脱毛を行う際には、1回で何部位までの脱毛が可能かという点を確認し、おおよその脱毛完了予定日を割り出してから施術を受けるようにしましょう。
日焼け
光脱毛機やレーザー脱毛機の種類によっては、日焼け肌に照射することができない場合があります。
クリニックや脱毛サロンによっては日焼け肌に対応しているマシンを導入しているところもありますが、ひとまず、全身脱毛前には日焼けをしないように注意しておくことがベストです。
前処理
光脱毛やレーザー脱毛を行う前には、必ず前処理としてのシェービングが必要になります。そして、クリニックや脱毛サロンによってはシェービングが不十分な部分は避けて照射を行う、あるいは、有料のシェービングを行う場合もありますので、なるべくご自身で前処理を行っておくようにしましょう。
また、毛抜きやワックスなどで脱毛を行ってしまうと、光やレーザー照射の意味がなくなりますので、前処理の脱毛は絶対に避けてください。
妊娠中
妊娠中にはお肌の状態が不安定になり、また、急な体調の変化が現れることが考えられますので、全身脱毛だけではなく、部分脱毛も行うことができません。
また、妊娠中には、ホルモンバランスの崩れによっていきなり毛深くなることがあります。ですが、これはお腹の赤ちゃんを守りために起こる妊娠中特有の生理現象ですので、慌てて脱毛を考えなくても大丈夫です。
全身脱毛を行うのであれば、出産後、ホルモンバランスが安定する時期が訪れるまで待ちましょう。
おすすめはこの方法
全身脱毛を行うのであれば、以下の方法がおすすめです。
光脱毛
脱毛サロンで行うことができる脱毛方法で、刺激が弱い光の照射によって脱毛が行われますので、痛みを感じにくいという特徴があります。
また、一度に広範囲を照射することができるというメリットを持っていますが、永久脱毛ではありません。そのため、将来的にムダ毛が再生する可能性があるというデメリットは理解しておきましょう。
レーザー脱毛
毛根部分にレーザーを照射する脱毛方法で、一度に広範囲を照射することはできません。しかし、光脱毛よりも高い脱毛効果を期待することができます。
また、レーザー脱毛は医療機関でのみ受けることができる永久脱毛です。そのため、将来的なムダ毛の再生率が低いというメリットがあります。
おわりに
脱毛方法にはさまざまな種類がありますが、全身脱毛を行うのであれば、光脱毛またはレーザー脱毛がおすすめです。たとえば、ワックス脱毛であればこまめに脱毛に通わなくてはなりませんし、ニードル脱毛では時間がかかり過ぎるというデメリットがあります。
今回は光脱毛とレーザー脱毛をおすすめしてきましたが、光脱毛の場合ではレーザー脱毛よりもムダ毛の再生率が高いと考えられます。この部分を考え、脱毛にそれほど時間をかけることができないという方は、レーザー脱毛の線で、全身脱毛を検討してみることが望ましいといえるでしょう。
記事監修：岡山中央クリニック
