肌老化ってなぜ起きるの?
年齢を重ねるにつれ感じる肌老化(肌エイジング)ですが、それがどのようなしくみで起きているのかをご存知でしょうか。
人間の身体は毎日休むことなく新陳代謝を繰り返しています。
沢山の細胞が死滅し、そしてまた新しい細胞が生まれ変わるというサイクルを繰り返しているのです。
ところが年齢を重ねると、新陳代謝は低下し、細胞の生まれ変わりのサイクルも鈍化します。すると新しく生まれてくるはずの細胞が減少し、身体は老化へと向かいます。
この老化のしくみは肌も例外ではなく、肌は徐々にハリやツヤを失い、シワやたるみが現れてくるのです。
今回はこの肌老化のメカニズムや美肌を支える成分の役割について、詳しく掘り下げてお話します。
美肌を支えるのは線維芽細胞
まずは肌の構造から。
肌は表面から、表皮・真皮・皮下組織 の3つの層でできています。
それぞれの役割は以下の通り。
●表皮
バリア機能を担う層で、外からの刺激や異物の侵入を防ぎ、内部の水分を保持する役割。
●真皮
肌の強さや弾力を維持する役割。
●皮下組織
外部からの刺激に対するクッションの役割。および断熱・保湿・エネルギーを蓄える役割。
この中で、最も美肌の維持に関わりが深いのが真皮層です。
真皮層では美肌を支えるのに欠かせない成分、コラーゲンとエラスチンのタンパク質の繊維が網状に形成されています。コラーゲンは真皮の約70%を占めるタンパク質繊維で、肌のハリに欠かせない成分です。エラスチンは真皮のわずか2%ほどを占めるタンパク質ですが、コラーゲン繊維を束ね肌の弾力を維持するために重要な成分です。そして、その間を埋めるようにヒアルロン酸が水分を含んだスポンジとして存在しています。コラーゲンは真皮の隙間を埋めつくし、真皮の構造を安定させる役割があり、肌の潤いを保つのに欠かせない成分です。
この3つの美肌成分コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出す細胞が線維芽細胞です。
肌老化のしくみ
美肌のカギを握る線維芽細胞ですが、30代後半から40代にさしかかると、新陳代謝が低下し、その数が急激に減少します。
それに伴いコラーゲンやエラスチンの生成が減少し、真皮は急激に弾力やハリを失います。真皮層が弾力を失うことで表皮を支えきれなると、必然的に肌表面にシワやたるみが現れます。
また線維芽細胞が外からの刺激(紫外線など)を受け炎症状態になると、コラーゲンやエラスチンが分解されて減少することも肌老化の原因となることがわかっています。
美肌成分を増やすことはできるのか?
年齢を重ねるにつれ徐々に減少していく3つの美肌成分コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増やすことはできるのでしょうか?
結論から先に申し上げると、化粧品や食品やサプリメントで補うことは非常に困難と言えます。
コラーゲン配合と表記された化粧品は数多くありますが、ほとんどのものが真皮層まで浸透することは難しく、コラーゲンそのものを補う化粧品よりは、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促す成分(レチノール・ビタミンC誘導体など)が配合された化粧品を使用する方が有効的です。ただし化粧品での効果は個人差もあり、継続することで改善や維持はできても、目に見えるような大きな変化を感じることは難しいでしょう。
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<この記事の監修ドクター>
橋本晃典 医師
(日本形成外科学会正会員)
経歴
- 2019年3月福岡大学医学部医学科卒業
- 2020年4月社会保険田川病院
- 2022年4月福岡大学病院形成外科・美容外科
- 2024年1月岡山中央クリニック院長就任