ニキビは治っても、ニキビ跡が残ってしまった…
思春期にできたニキビ。
大人になってから繰り返すニキビ。
ニキビそのものは治まったのに、肌に跡が残ってしまった。
そんなお悩みを抱えていませんか?
特に、肌に凹みが残る「クレータータイプのニキビ跡」は、メイクでも隠しにくく、肌全体が荒れているような印象を与えてしまいます。
一度できてしまったクレーターは自然には治りにくいため「治らない」とあきらめてしまっている方も多いかもしれません。
ですが、美容医療の進歩によって、こうしたクレーター肌にも効果的な治療法が確立されています!
今回は、そんなクレータータイプのニキビ跡の改善方法や最新治療について、詳しくご紹介します。
改善しやすいニキビ跡と、改善が難しいニキビ跡
ニキビ跡は、繰り返し同じ場所に炎症が起こることで肌がダメージを受け、傷ついた部分がうまく修復されないことで生じます。
ただし、ニキビ跡にもいくつかの種類があり、それぞれに適した対処法があります。
たとえば毛細血管の損傷による「赤みニキビ跡」、メラニン色素の沈着による「紫色・茶色のニキビ跡」、といった種類のニキビ跡は、スキンケアや美白治療で比較的改善しやすいタイプです。
しかし、問題となるのが、肌が凹んでしまった「クレータータイプのニキビ跡」です。
クレーター状のニキビ跡は、ニキビの炎症が真皮層にまで及び、皮膚組織が破壊されてしまったことで生じます。
傷ついた部分が正常に再生されず、皮膚の内側で硬く癒着してしまうため、表面がへこみ、凹凸のある肌になってしまうのです。
また、ニキビを無理に潰してしまった場合や、繰り返し強い炎症を起こした場合にも、こうした跡が残りやすくなります。
クレータータイプのニキビ跡は一度できてしまうと、一般的なスキンケアや市販の美容アイテムでは改善が難しく、専門的な治療が必要になります。
クレーター肌は放置するとどうなる?
クレータータイプのニキビ跡は、時間が経てば自然に良くなる…と思われがちですが、残念ながらそうではありません。
真皮層の組織が破壊されてしまっているため、肌の自然な修復力だけでは元通りになることは難しいのです。
さらに、年齢とともに肌のコラーゲン生成力やターンオーバーの周期は低下し、凹みが深く見えたり、肌全体のハリがなくなって老けた印象が強くなる可能性もあります。
また、凹凸のある肌は光を均一に反射できないため、顔色が暗く見えたり、メイクがよれる・毛穴が目立つといった日常的な悩みにつながることも。
だからこそ、クレーター肌の改善は早めのアプローチが肝心なのです。
よくある誤解「クレーター跡はピーリングやスキンケアで治る?」
ニキビ跡と聞くと、「まずはピーリングや美白化粧品でケアしてみよう」と考える方も多いかもしれません。
もちろん、軽度の色素沈着や赤みタイプのニキビ跡には、ピーリングやスキンケアが効果を発揮する場合もあります。
しかし、クレータータイプのニキビ跡は、皮膚の深い層=真皮が破壊された状態。
表皮のみに作用するスキンケア製品や一般的なピーリングでは、こうした深部の組織までアプローチすることはできません。
「高級な美容液を使っても変わらない」
「セルフケアでは限界を感じている」
そんな方こそ、皮膚構造の根本に働きかけるニキビ跡治療を取り入れるべきタイミングかもしれません。
皮膚の癒着を切り離す!サブシジョン治療
当院が導入している「サブシジョン(Subcision)」は、凹んだニキビ跡の原因となる“皮膚の内部の癒着”に直接アプローチする治療です。
クレーター状に肌が凹んでしまうのは、皮膚の下で硬く癒着した瘢痕組織が、肌を内側に引き込んでしまうから。そのため、表面だけをいくらケアしても根本的な改善にはつながりません。
サブシジョンでは、専用の極細針(サブシジョンニードル)を皮膚の下に挿入し、この癒着を切り離していくことで、物理的に肌を持ち上げ、凹みの改善を図ります。
さらに、針の刺激によって肌内部では創傷治癒反応が起こり、コラーゲンの生成が促進され、時間とともにふっくらとしたハリのある肌へと導いていきます。
クレーター肌の種類と、サブシジョンが効果的なタイプ
ニキビ跡によるクレーターは、深く細い「アイスピック型」、四角くくっきりした「ボックス型」、そして波打つように凹む「ローリング型」に大きく分けられます。
このうち、サブシジョンが特に効果を発揮するのが、肌の奥で線維状の癒着が起きている「ローリング型」です。ローリング型は皮膚の下で瘢痕組織が癒着し、内側から皮膚を引っ張ることで凹みが生じており、縦方向にアプローチするレーザーやダーマペンでは十分な効果が出にくい場合もあります。
サブシジョンは、皮膚の下に横方向から針を入れ、癒着した組織をやさしく切り離す治療法。引っ張られていた皮膚がふんわりと持ち上がり、クレーターがなめらかに改善されていきます。深く癒着したローリング型のクレーターでお悩みの方には、特におすすめの治療です。
サブシジョンは「クレーター肌はもうどうしようもない」
「何をやっても変わらなかった」
というお悩みをお持ちの方にこそ、受けていただきたい治療です。
当院では、肌の状態やライフスタイル、ご希望に合わせて、最適な治療プランをご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
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<この記事の監修ドクター>
原田 哲誠 医師
経歴
- 2012年3月 久留米大学医学部卒業
- 2014年4月 広島赤十字・原爆病院 入職
- 2017年4月 唐津赤十字病院 入職
- 2021年11月 福岡博多駅前通中央クリニック 入職
- 2023年2月 鹿児島ラミュー美容形成外科クリニック 入職
- 2025年4月 岡山中央クリニック 院長就任