サブシジョンは、クレーター状のニキビ跡の改善に適した治療法です。専用の特殊な針を使って、癒着した硬い組織を丁寧に切り離していきます。
ニキビの炎症が長引くことで、皮膚の深い層が線維化し、組織が癒着して凹みやクレーターを形成してしまいます。
この癒着を取り除くことで、皮膚が内側から持ち上がり、凹凸の目立たない、なめらかな肌へと導きます。さらに、切り離された部分が再生される過程で新たな組織がつくられ、自然なハリとツヤも期待できます。
当院では、肌の状態を丁寧に見極めながら、安全かつ効果的に施術を行っております。クレーター状のニキビ跡にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【施術名】 サブシジョン
【施術内容】 ニキビ跡のクレーター状の凹みを改善する治療法です。
【副作用(リスク)】 内出血、浮腫み、赤味など
【施術料金】 1cm×1cm 8,800円(税込)
サブシジョンは、レーザー治療やマイクロニードルなどでは改善が難しい、クレーター状の深いニキビ跡や水疱瘡の跡に効果が期待できる治療法です。専用の医療用針を使って、皮膚の深部で癒着した硬い繊維組織を丁寧に切り離すことで、凹凸のないなめらかな肌へと導きます。
皮膚の表面を切らずに、針を皮膚深部に挿入して治療を行うため、表面に傷跡が残らないのが特徴です。
施術後に内出血や赤みが生じることがありますが、ほとんどの場合、1〜2週間ほどで自然に落ち着きます。ダウンタイムの少ない施術をお探しの方にも安心して受けていただけます。
サブシジョンでは、癒着している真皮と筋膜を剥がすことで創傷治癒反応が起こり、コラーゲンの生成や皮膚の再生が促されます。その結果、肌の凹凸が徐々に改善され、クレーター肌の根本的な解消につながります。
1回の治療でも効果を感じる方は多くいらっしゃいますが、より高い改善効果を得るためには、継続的な治療がおすすめです。お肌の状態や個人差にもよりますが、通常は1ヶ月間隔で3〜6回の施術を目安としています。
クレーター(ニキビ跡)の主な原因は、ニキビによる強い炎症が肌の奥にある「真皮層」にまでダメージを与えてしまうことにあります。このダメージを修復しようとしてコラーゲンが過剰に作られますが、その結果、硬く不均一な「瘢痕(はんこん)組織」ができてしまい、肌の表面に凹凸として残ってしまうのです。
真皮層は、肌の表面とは違ってターンオーバー(肌の生まれ変わり)が起きない部分。そのため、一度ダメージを受けてしまうと自然には元に戻りにくく、クレーター状の跡として残りやすくなります。
ニキビの原因は、睡眠不足やストレス、食生活の乱れ、不適切なスキンケア、ホルモンバランスの乱れなどさまざま。中でも炎症がひどくなると、肌の奥深くまで傷つき、真皮層の修復が追いつかずに跡が残ってしまいます。
こうしたクレーター状のニキビ跡は、自然に改善することはほとんどなく、セルフケアでの対処も難しいのが現実です。根本的に改善を目指すには、医療的なアプローチが必要になります。
ニキビ跡(クレーター)は、大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。
【アイスピック型】
細く深く刺し傷のようにへこんでいるタイプ
【ボックスカ型】
エッジがくっきりとした四角いへこみが特徴のタイプ
【ローリング型】
ゆるやかなカーブを描いてへこんでおり、肌表面が波打つように見えるタイプ
このうち、サブシジョンが特に効果を発揮するのが「ローリング型クレーター」です。
ローリング型は、開口部が4mm以上と比較的大きく、縁がはっきりしない滑らかなへこみ方をしています。強い炎症によって瘢痕組織(線維化した組織)が毛穴周囲から真皮層、さらに筋膜にかけて縦方向に伸び、皮膚を内側に引っ張ることでへこみが生じます。
このような線維状の癒着は、縦方向に働きかけるフラクショナルレーザーやダーマペンでは効果が出にくいケースもあります。
サブシジョンでは、専用の特殊な針を使い、皮膚の下に横方向からアプローチすることで、癒着した瘢痕組織を丁寧に切り離します。これにより、引っ張られていた皮膚がふんわりと持ち上がり、肌表面の凹凸がなめらかに改善されていきます。
ローリング型のような深く癒着したクレーターでお悩みの方には、特に適した治療法です。
サブシジョン治療では、ヒアルロン酸注入を併用することで、さらに高い効果が期待できます。
まず、サブシジョンで癒着した組織を丁寧に切り離したあと、同じ部位にヒアルロン酸を注入することで、皮膚を内側からしっかりと持ち上げ、再び筋膜と癒着するのを防ぎます。
この組み合わせは、特に脂肪層まで凹凸が及んでいる「脂肪萎縮型」のニキビ跡に適しており、肌のボリュームを補いながらなめらかに整えることが可能です。
所要時間 | 1時間 |
施術回数の目安 | 3回 |
通院 | 1カ月に1度 |
痛み | 麻酔をしますので痛みはありません。 |
ダウンタイム | 治療後に赤み、腫れ、内出血などが生じることがありますが、多くは数日〜1〜2週間程度で自然に改善します。 |
注意事項 |
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副作用(リスク) | 注入直後は、治療部位に凹凸が見られることがあります。また、針跡が残る場合もありますが、通常2〜3日以内にほとんど目立たなくなります。 内出血、浮腫み、赤味が現れることがありますが、いずれも一時的な症状です。 |
施術内容 | 料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
1cm×1cm | 8,800円 | ヒアルロン酸 0.2cc付 | |
2cm×2cm | 22,000円 | ヒアルロン酸 0.3cc付 | |
3cm×3cm | 44,000円 | ヒアルロン酸 0.5cc付 | |
4cm×4cm | 66,000円 | ヒアルロン酸 0.8cc付 | |
5cm×5cm | 88,000円 | ヒアルロン酸 1cc付 |
院長 原田 哲誠
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